2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本陸上選手権を見て

昨日6月29日、長居競技場へ行ってきました。 自転車旅行の記事は中断して、今日はとりあえず昨日の第91回日本陸上競技選手権大会第1日目の速報をお伝えします。 昨日は暑かったし湿度も高かった。 大阪の天気予報は午後から雨だったが、昼に早退して自転車…

17 函館めぐり

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第17回 函館・啄木の碑などを見てまわる 7月2日は、このユースホステルに泊まった。 函館駅から湯の川へ行く途中に石川啄木小公園がある 小公園にある啄木の座像 ユースホステルのある湯の川から市電に乗った。 運賃はわずか…

16 北海道へ

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第16回 ♪ はるばる来たぜ函館〜 7月1日。午前6時起床。 ユースホステルよりも粗末な朝食を食べて、早々に斜陽館を出た。 五所川原に向かう途中、前方に岩木山が見えた。 山裾は見えず、頂上付近だけが浮かんでいた。 「霊峰…

15 津軽・太宰治の生家

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第15回 憧れの斜陽館にやって来たが… 高校の頃から太宰治が好きだった。 太宰を愛読する人は多い。僕らの世代では圧倒的人気を誇っていたと言っていい。読むというより、耽り、溺れ、かぶれる、というのが太宰の読者に多く共通…

14 西十和田ユースホステル

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第14回 ユースホステルで思ったこと 西十和田ユースホステルは、一組のご夫婦が運営しておられた。この日の客は、半死半生の体で飛び込んできた僕ひとりだけであった。 お風呂に入ったあと、僕は食堂の隅に座って、夕飯を食べ…

13 十和田湖の険しい道

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第13回 険しい険しい山道にぎゃふ〜ん 一番下の十二所から出発。国道103号を十和田湖へ走る。 (この地図は昭和44年当時のもの) 6月29日。 これほどひどい道だとは思わなかった。自転車を漕ぎ始めてからずっと登り道である。…

12 秋田から能代、大館

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第12回 走行距離が千キロになる… 6月28日。 7時半、八橋ユースホステルの前で出発の準備をしていると、中からおじさんが出て来て、自分は地元で教師をしているのだが、と前置きし、僕の旅行をことを根掘り葉掘り訊き始めた。…

11 秋田への道

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第11回 おばこ街道を快適に北へ北へと… 6月27日。 なぜ自転車でそんなに遠くまで旅をするのか? それほど自転車が好きなのか?旅行前、友達によくそう訊かれた。特にこれといった理由はない。歩いていたのでは時間がかかり過…

10 日本一周 山の旅人

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 第10回 鳥海山へ登ったけれど… このクルマで日本を一周し、100の山を登る人がいた。 吹浦は、ふくらと読む。 ここへ来る途中にあった芭蕉の句碑には、吹浦(ふくうら)とある。 「あつみ山や 吹浦(ふくうら)かけて 夕涼み」 …

9 山形・奥の細道

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 山形の海辺でテントを張る あつみ山や吹浦かけて夕涼み 芭蕉 新潟のエミちゃんと旅館「般若」のおかみさんに別れを告げて、僕はまた自転車を漕いだ。新潟から、国道8号から国道7号に変わる。新発田市を通過し、次の街の村上…

8 新潟その2

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 謎の女性・エミちゃん 新潟駅。 駅で押したスタンプ。坂口安吾の言葉が入っている。 6月24日。 「あんた、これからどこへ行くの? 登山なの?」 朝の7時ごろだった。 僕は新潟駅で歯を磨き、サイン帳に記念スタンプを押して…

7 新潟へ

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 新潟でも宿にありつけず 6月23日。 直江津駅での一夜が明け、外の自転車を見に行くと雨でびしょびしょになっていた。 午前7時に雨の中を走り出すが、大粒の雨に耐えられなくなり、大潟という小さな駅で雨宿りをした。 駅の待…

6 直江津

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 直江津駅で一夜を明かす 6月22日。テントをたたみ、食堂で朝食をとったあと、鈴木君と僕は、高岡の高校生やその他の多くの泊り客に見送られて富山ユースホステル前を出発した。手を振る人たちの中に、昨日のアメリカ人アベッ…

5 富山

自転車の旅 〜 昭和44年 夏 〜 サイクリング友達ができる 6月21日。 ベッドで気持ちよく眠っているところへ突如「雷鳴」が轟いた。 「ヨロレイヨロレイヨロレイ〜ッホ〜」 ムニャムニャと寝ぼけている暇もなく、部屋中を揺るがすようなヨーデルの大音響に、…